16世紀まで、日本人は(貿易商など海外と積極的に交わる者以外は)白人や黒人を見た事がないとされ、当然の事ながら驚きや奇異の目で見る傾向があった。ただ、中国・朝鮮なども同じ様な状況であった。当初白人のことはその外見から「紅毛(16世紀にきたスペイン・ポルトガル人の特徴による)」「毛唐」、又は中国の言葉を借りて「南蛮人(“南方の野蛮人”の意。主として東南アジア方面つまり南方から、直接交易が唯一許されていた長崎県を通ってやって来たため)」などと呼んでいた。又、欧米で奴隷扱いであった黒人は宣教師の従者として日本に連れられてきたのが最初とされるが、日本では当時の最高権力者織田信長の従者になるという破格の好待遇を受ける(ヤスケの項目を参照)。その一方で日本人はポルトガル・スペイン商人や宣教師によって奴隷として輸出された。豊臣秀吉によるバテレン追放・キリスト教禁教は、純粋な宗教の禁止・宗教への迫害だけではなく、そうした情勢・趨勢への対応であった(サン・フェリペ号事件)とする見方もある。
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鎖国をやめて文明開化をなしたあとでは、白人はその軍事力、科学力から畏敬の対象となる。しかし、白人の世界観を反映して黒人は「未開人」という人種的偏見の対象となっていた。日本に居住する黒人が少なかった事もあり、その偏見はなかなか払拭されなかった。
明治維新後の日本は非白人唯一の列強であり(例外的にエチオピアのアドワの戦いがある)、そして人種差別により正当化される欧米帝国主義から自分たちの権利を守るため人種差別反対の立場をとる事が多かった。